
※ここでは病院での検査で異常がなかった事を前提として書いています。
まずは必ず医師の診察を受けましょう。
- めまいの種類と原因
- どうして酸素が不足するの?
- 平衡感覚と耳の関係
- 当院の整体施術法
1. めまいの種類と原因
めまいはいくつか種類があります。
- フワフワする浮動性のめまい
- グルグルする回転性のめまい
- 立ち上がった瞬間などに目の前が真っ暗になるようなめまい
さらに原因を見ていくと・・・
- 血液の循環不良により前庭神経〔平衡感覚を司る神経〕に十分な酸素が届かずに機能が低下することで起こるめまい
- 小脳の機能低下によるめまい
- 自律神経の働きが低下して血圧が十分に上がらないことで起こるめまい
- 耳石がはがれ落ちることで起こるめまい
病院でなにも異常が出ない場合には以上のような原因が考えられます。
まず私の経験上、めまいの多くの割合を占めていると感じるのが「血行不良」です。

血液は酸素を運ぶ役目があります。
酸素が足りなくなると神経は働くことができません。
そのため血行の循環不良が起こると平衡感覚の問題が起きることが・・・
神経でいうと前庭神経(平衡感覚の神経)の機能が低下してしまうのです。
すると
「頭の位置を動かすだけでフラフラ」
「何もしていなくてもグルグルめまい」
以上のようなことが起きてしまいます。
また「めまい」は目の動きも関係してきます。

例えば・・・
電車の中で本を読むことができない人。
このような人は乗り物酔いをしやすくなります。
なぜか?
目の動きと頭の動きが一緒
になってしまっているからです。
専門的に言うと前庭動眼反射ができていません。
これは実際にやってみるとわかります。
- まず目の前に親指を立てます
- そして親指を見たまま顔を右、左と左右に動かします
この時に
「気持ち悪い・・・」
「めまいを感じる・・」
という人は前庭動眼反射ができていない可能性があります。
これはめまい検査の一例です。
このように1つ1つ検査をすることで自律神経整体の施術ではめまいの原因を探していきます。
どんな種類のめまいもそうですが
自律神経系が関わるものは体のどこかの機能が確実に低下していると考えています。
その機能を取り戻す為に必ず必要となるものは「酸素」です。
次に「酸素が不足する原因」をみていきましょう。
2. どうして酸素が不足するの?
神経機能が低下している人の中には
「酸素が不足している状態」
になっていることで不調を感じることがあります。
なぜ酸素が不足するのか?
一言でいうとストレスです。

人間関係など「精神的」なもの。
体の緊張から起こる「構造的」なもの。
栄養の過不足やタバコなど「物質的」なもの。
温度・気圧・湿度など「天候的」なもの。
以上のようにストレスと言っても様々な問題があるのですね。
どのようなストレスを受けるのかはそれぞれ違います。
そこで「整体かんだや」では初回はカウンセリングを行いあなたの生活習慣をお聞きします。
その上で体をみて、あなたに合わせた施術を行います。
3. 平衡感覚と耳の関係

耳の機能としては「聞く」ことです。
いわゆる聴覚ですね。
そして体のバランスを保つための「平衡感覚」の機能があります。
三半規管という言葉を聞いたことがあると思いますが
これも耳の機能を 正常に働かせるための大切な箇所になります。
耳の構造
耳は大きく分けると「内耳」「中耳」「外耳」の3つに分けることができます。
「外耳」
みなさんが綿棒や耳かきで耳の掃除をするところです。
鼓膜の前までのことを言います。
「中耳」
鼓膜から内側にある箇所で重要な役割があります。
中耳の役目は・・・
外耳から入った音の振動を中耳にある骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)に伝えてくれます。
「内耳」
ここには2つの大切な神経があります。
- 前庭神経・・・平衡感覚をつかさどる神経
- 蝸牛神経・・・聞こえの神経
この2つの神経は隣り合った位置にあります。
そのためどちらか一方の機能が低下すると同時にもう一方の機能低下が起こることもあるでしょう。
つまり耳の症状と平衡感覚の異常が同時に起こることがあります。
(耳鳴りや難聴と同時にめまいが同時に起こるなど)
以上の2つの機能低下により
「耳のつまり」「ふらつき」「音が大きく聞こえる」「響いて聞こえる」
といった症状が起きることがあります。
さらに「めまい」を伴う場合は吐き気も同時に感じることがあるでしょう。
体のバランスを保つための情報収集

体のバランスを保つためにはたくさんの情報が必要です。
私たちは毎日普通に立っていますよね。
しかしそのためには無意識で私たちの身体がいろいろな情報を受信する必要があるのです。
例えば・・・
「いま、頭の位置はどうなっているのか?」
「下を向いているの?上?右?左?」
「目の位置は?」
「体の重心は?」など・・・
たくさんの情報を集める必要があるのですね。
そして、その情報が神経を通して脳へ送られます。
ここで神経についてのお話です。
神経を詳しく見ていくと3種類にわけることができます。
- 運動神経
- 感覚神経(知覚神経)
- 自律神経
この中でも注目は感覚神経です。(知覚神経とも言います。)
「温痛覚」といい
「熱さ」
「冷たさ」
「痛さ」を伝えるもの。
そして「深部感覚」といい
「手足の位置」
「体の動きや重さなど」を認識するものがあります。
少しややこしくなってきましたね。
つまり何を伝えたいのかというと・・
重要なのは
①「視覚」
②「深部感覚」
③「耳(内耳平衡覚)の働き」
以上の3つがしっかりと連動しているか?ということです。
めまいやふらつきはこの中のどこかに機能低下がある可能性があります。
又はたくさんの情報が集められて
「指令を出す脳の機能低下」も考えられます。
めまいと脳機能

1. 脳幹・・・自律神経を働かせる
自律神経を働かせるために欠かせない存在。
体からの情報を受け取り交感神経と副交感神経を上手く使い分けます。
例えば「立ちくらみ。」
これは血圧がコントロールできていない可能性が考えられますよね。
座っている状態から立ち上がる時に
頭の高さが数十cm高くなります。
実はこのとき、自律神経が働くのですね。
すると瞬時に血圧を高めて脳へ血液が流れるように調整してくれます。
この機能が低下すると・・・
脳に血液が十分届かなくなるでしょう。
その結果「ふらつきや立ちくらみ」となります。
お風呂でのクラクラふらつくのも血圧が関係しています。
2. 小脳・・・神経からの情報を受けて運動の強さ、バランスを調整する(運動調節機能)
あなたは生卵を持つとき握る強さを頭で考えていますか?

答えは「NO」ですよね。
いちいち考えている人なんていません。
脳には今までの経験や情報が蓄積されていきます。
その中でも「小脳」は
「卵を握る強さ」「握るときの距離感」などの
バランスを調整してくれています。
これは私たちが何気なく「立っているとき」も同じことが言えるでしょう。
「電車で立っているとき踏ん張って倒れないようにする」
「つり革を握り電車が揺れても、満員電車でおしくらまんじゅう状態でも立っている状態をキープする」
これらはバランスがとれているからこそ出来ることなのですね。
そのため「小脳」の機能が低下してしまうと
「バランスをとって立つ」ことが難しくなってしまうのです。
平衡感覚の機能低下が起きる原因
私が実際にめまいの患者さんをみてきた経験からお話ししますね。
多くの方は「脳への血液の流れが滞っている」ということを感じます。
そのため
小脳や脳幹への血液循環不良。
前庭神経の血液循環不良。
以上のことが考えられます。
血液が十分に行き渡らなければ
バランス感覚を働かせるための機能は正常に働かなくなるでしょう。
するとめまいが起こり
「不安や焦り」も感じやすくなります。
そして自律神経は感情にも関係していきます。
「不安や焦り」を感じた場合
律神経は交感神経を高めます。
そのため身体(筋肉)がガチガチに緊張!
するとさらに全身の血行不良が起きてしまうのです。
これではさらに「めまい」を感じやすいカラダになってしまいます!
悪循環になってしまいますよね。
そこで整体を使いこの悪循環を断ち切りましょう!
当院の整体施術法

当院ではよくテレビで見るようなボキボキッと、やるような整体ではありません。
基本的にソフトな施術。
あなたのお身体の状態により必要な刺激量は変わります。
緊張している筋肉をガツガツ揉んだりすることで
緊張感が強くなってしまうことがあります。
そのため基本的にはソフトな施術なのです。
しかし筋肉が使えていない場合、
強い刺激を入れて筋肉の緊張度を高める調整をすることもあります。
つまりあなたの身体に合わせた施術が必要ということ。
当院では自律神経はもちろん東洋医学、心理学、解剖学、生理学、身体心理学を研究し自律神経整体施術に取り入れています。
できるだけお身体に負担がかからないような施術を心がけております。
あなたのお身体に必要な検査・チェックをした上で最適な施術を提供いたします。
1. 呼吸調整術

呼吸ができなければ酸素を取り込めません。
酸素が、なければ神経が働けなくなります。
さらにエネルギーも生まれません。
逆にしっかりと呼吸ができれば神経が活性化。
エネルギーも生まれるので体の基礎が整うでしょう。
主にいくつかある呼吸筋の中で大切な筋肉「横隔膜」の調整。
また肺が膨らみやすい状態にするため胸郭(胸筋)などあなたにとって一番呼吸を浅くさせている箇所を見つけて整えます。
当院ではじっくりと持続圧を使い呼吸筋の緊張感を緩和させます。
そして体が機能しやすい状態づくりを目指します。
2. 頭蓋骨調整

頭蓋骨調整の目的は主に2つ
①脳脊髄液の循環を促す
②脳の興奮状態を落ち着かせてあげる
脳脊髄液の循環を促す
頭は膨らんだり元に戻ったりして常に動いていることは知っていますか?
頭蓋骨は23個の骨がパズルのように組み合わさり1つの頭がとなっています。
それらの骨が動き、頭全体が膨らんで、元に戻る。
この動きをすることにより脳脊髄液を循環させます。
脳は脳脊髄液で満たされています。
そのため脳脊髄液は脳の疲労物質を運んでくれる大切な役割があるのですね。
脳の興奮状態を落ち着かせてあげる
自律神経は生命維持に欠かせない機能です。
例えば「呼吸」「血圧調整」「体温調整」・・・
以上のような調整は私たちが意識しなくても
自律神経が働き自動で行ってくれています。
この生命維持に関わる箇所は「脳幹」と呼ばれています。
脳を守るための頭蓋骨の状態が悪ければ
脳も興奮してしまうでしょう。
以上の2つが整体かんだやで頭蓋骨調整を行う目的です。
●脳を守るための頭蓋骨を調整すること
●脳脊髄液の循環を促すための役割がある頭蓋骨を調整すること
はとても大切な施術なのです。
当院では数百グラムの圧で頭蓋骨の調整を行うとてもソフトな調整術です。
店舗情報
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店舗名
- 整体かんだや
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代表
- 神田 昌紀(かんだ まさのり)
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住所
- 〒225-0002
神奈川県横浜市青葉区美しが丘5丁目2-14
たまセンター第2ビル209HALレンタルスペースCルーム
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営業時間
- 月〜金:10:00〜20:15
土・祝日:09:00〜19:05
詳細はこちら -
休診日
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045-479-1021
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